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ありきたりな恋の結末の続き

 随分と目まぐるしい一日だと法介は思った。
それも、普段お目にかかる事の出来ない代物の目白押し。何だか不思議な世界に迷い込んでしまったようだ。
 ハァと溜息を付けば、法介が座っている長椅子の左右から剣呑な視線が向く。
 豪華な装飾品が設えた部屋と茶器、目の前のテーブルに置かれた洋菓子が無かったら、まるで連行された犯罪者と同等の扱いだ。新聞社から連れ出され、高級外車に押し込められた挙げ句に連れてこられたけれど、(これって、あの男だけでいいんじゃないの!?)という憤りさえ取り合っては貰えなかった。
 腕力が鍛えられそうなどでかい門を潜り、どでかい屋敷に着けば、響也は玄関で
待っていた初老の男に連れていかれ、法介は暫く待つ様に言われた。
 結局のところ、此処が何処なのか見当もつかない。

「…ったく…。」

 頬の肉がぐじゃりと潰れる程に、顎にあてた指先に体重を乗せた。
我が身に降りかかった災いと同時に、あの男が気になると言ったらどうなんだろう。
 今日逢ったばかりで、振り回されただけのはずなのに、酷く気になる。どうにも理由の見えない不可解な気持ちだった。
 悶々と待ち続けるには少々時間が過ぎた頃、響也は姿を見せた。
不機嫌そのものといった表情で現れた彼は、無言でテーブルを挟んだ向かい側の椅子に腰を落とした。高々と掲げた脚を組み、むっとした表情は変化ない。

「…で、兄貴はいつ帰るって?」

 低いトーンの声に、男の一人が答える。
「仕事が長引いていらっしゃるので、もう少しお待ちくださいとの事です。」
「じっと屋敷に軟禁されてるなんて、僕は飽き飽きだよ。」
 響也は当たり散らす様に周囲に立つ男達に視線を送り、イライラと肘掛けを指で弾いた。そうして、ジッと見てい法介に初めて目線を合わせる。
「おデコくんだって、退屈してるさ。」
 ねぇと続けられても、法介に所作はない。軽く肩を竦めてみせた。
しかし、響也の言う事など誰ひとりとして従うつもりは無いようだった。皆、唇を一文字に結んで動こうとはしない。
「いいよ、もう。おいで、おデコくん行こう!」
 ふいに響也は手を伸ばし、法介の手首を掴むと立ち上がる。つられて、法介も腰を上げる事になった。慌てて静止する男を一瞥して響也は、法介を引っ張ったまま扉に向かった。慌てて男は後を追う。
「我が侭は困ります、響也様!」
「兄貴ご自慢の薔薇園をおデコくんに紹介するだけだ。屋敷から出なけりゃいいんだろ! 僕は、退屈なんだよ!」
 やれやれと言った表情で男達が引き下がれば、響也はフンと鼻を鳴らして部屋を出た。強引な様子に、されるがままだった法介は廊下に出た途端ハッと我に戻った。
「ちょ、ちょっとアンタ…。」
「ごめ、黙ってついてきてくれないかな?」
 振り返った表情があまりにも真剣なものだったので、法介はもう一度言葉を飲み込んだ。コクリと頷くと、ホッと表情を緩めた響也から何故だか目を離せなくなった。
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…成響と言いたいところですが、検事さんが全く出て来ません(汗
サービス精神がまるでなくてごめんなさい。

そもそも、続けててもいいんでしょうか…?
もういい加減、こんな話しにするつもりでしたで終了した方がいいのかとも思ったりして。色々中途半端なんで、ホントケジメは大事かな…。
こんな風にあれこれと囓るから、なかなか進まないのはわかっているんですけど…そんなこんなで成響です。
他の続きも、近々のせたいと思ってます。
ブログだと(心情的なものかもしれませんけど)エロ載せにくいのでパソコをいい加減なんとかしなければならんなぁ。
人様の目に晒していることに変わりないんだけど、ちょっと気になります。
そして、今週も、仕事→飲み会→小旅行のコンボが待っているので、更新は自信はないですけど、頑張ります。
王響も気になると言って頂いたので頑張りたいです。
話は戻りますが、そんなこんなでやっぱり本を一冊作る方って凄いなぁと感心してます。春先にイベント行き損ねたので、秋の裁きは是非行ってみたい…本買ってみたい…です。(恥)
確か小銭を用意しておくものだと、仰ってた!よし、100円貯金だ。
えと、もだもだしてて要領の悪い奴が買いに来たら、田舎もんだからしゃーねーよと許してやって下さいませ。


そして大切ナヒトの仲間入りありがとうございました。
私なんかと入れて貰って、ホントにホントに嬉しいです。
欲しいくせに、いざ遣ると言われて手を引込める様な男では、二度と機会は掴めない。の続き



 夏のオススメ『こってりハンバーグ定食』を頬張りながら成歩堂は疑問符を頭に浮かべた。向かい合って座る響也はドリンクバーのアイス珈琲を、何かを探すかのようにかき混ぜていた。
 しょぼくれた垂れ耳と、尻尾が見えたような気がして成歩堂はゴシゴシと目を擦る。
 深夜のファミレスは、昼間ほどの賑わいはないもののそれなりに客はいる。しかし、店全体はどこかまったり、のんびりのムード。終電を逃したか、それとも此処で一夜の宿を取るつもりらしい連中と、カップルばかりが多い中、確かに響也の姿は浮いていた。チラチラと店員だけでなく客達も此方に視線を投げてくる。
 サングラスで瞳を隠していても、どこか他人と違う雰囲気が彼にはあるようだ。
最も、その連れがまたパーカー姿のおっさんなのが、より一層一目を引いている事に、成歩堂は気付いてはいなかった。 

「お腹空いてないの?」
「え?…うん、そうかな…。」

 大きな照焼ハンバーグと付け合わせがのった皿。サラダとライスにスープおまけのデザートアイスもズラリと並び、グレープジュースも置かれている成歩堂の陣地に比べて、響也が頼んだのは飲み物だけだ。
 注文の仕方も知らない様子だったから、初めてきたんだろうと推測は出来る。兄と同じブルジョワなんだろうと成歩堂は納得した。

「響也くんの趣味じゃないかもしれないけどね。」
 笑いながらそう問いかけると、益々しょぼくれた。
けれど、頭を左右に振って、成歩堂の答えを否定する。
「そんな事ないよ。」
「そう? じゃあ、食べてみる?」
 成歩堂はフォークの先にハンバーグの欠片を突き刺して響也に向かって差し出した。寄り目になって、それを凝視した少年が、ポンと赤くなるのが見える。
 困惑してるのがわかるが、何を困っているのか成歩堂にはわからなかった。みぬきだったら、喜んで雛鳥みたいに口を開けるのになぁなどと思っていれば、モジモジと挙動不審気味だ。
「……え、あの…でも…。」
「いいから一口食べてご覧よ、そう食えないもんじゃないから。」
「う、うん。」
 恐る恐るといった様子で口を開けるから、そのまま腕を前に押す。唇が閉じたら、そこから引き抜いてやると、自動的に租借を始めた。
 唇をキチンと閉じて、音を立てない当たりが育ちが良さそうに見える。
 食べてくれた事に満足し、(一応自分ばかり喰っているという罪悪感も若干はあったのだ)成歩堂は自分用に切り口に入れた。
 照焼の甘いタレと肉汁がなかなか美味しい。変に高級な料理点で訳のわからないメニューを頭を捻りながら食べるよりも、よっぽど美味しく感じる。
 そんな感情を共有したくて、理由も言わずに成歩堂は「ね?」と同意を求めた。
先程よりも更に顔を真っ赤にした響也が、(何と言っても耳まで真っ赤だ)コクリと頷く。
 それに気を良くした成歩堂は、黙々と食事を続けた。
 奢りの上に好きなものを食べられ、マナーをとやかく言われないし、嫌みもついてこない。こんな美味しい事があるものかと、成歩堂は有頂天になっていた。
 みぬきを連れて来たらもっと喜ぶだろうか、いやいやそれは幾らなんでも嫌がるだろう。お土産をたかる位にしておこう。
 良からぬ奸計を心で画策していた成歩堂は、それでも全ての料理を完食し、何杯目かのジュースをドリンクバーで足すと席に戻った。
 響也は相変わらず、顔を赤くして俯いている。珈琲にも口を付けてないので、中の氷が溶けて薄茶色の液体になっていた。
「結局なにも頼まなかったね。」
「胸がいっぱいで、頼める訳ないじゃないか、成歩堂さんと間接キ…。」
 え?と響也は慌てて自分の口を掌で塞いだ。
 
 間接キス? 自分が使っていたフォークで食べせた事が?

 響也の科白に、成歩堂も面食らって彼の顔を凝視した。何だか全体的に湯気が見えるほどに真っ赤っかだ。
 視線に居たたまれなくなったのか、響也は怒った様に伝票をひっつかんで立ち上がる。
「もう、食べ終わったよね。」
 それだけ言うと、響也はスタスタとレジに歩いて行ってしまった。先客の様子を観察し、支払の仕方はわかったらしい。
 慌てて残りのジュースを飲み干して、成歩堂はその長い脚を追った。サービス用にレジの横に置いてあった飴を手に取り、店を出る。
 歩道に突っ立っている響也は酷くしょんぼりして見えて、やはり垂れた耳と尻尾がありそうだ。
 成歩堂は苦笑いをしながら、響也の横に立つ。きっと、殆ど飲み食いもしていないのに、お金を払わされたのが不服だったんだろう。此処は御礼のひとつでも言っておかないと次ぎが怪しいよな。

「僕と食事、楽しくなかった?」
「ちが、違うよ!成歩堂さんと初めてのデートだったから、もっと特別な心に残るようなイベントにしたかっただけだよ!」

 鳩が豆鉄砲が食らった。

 デート? これが、響也の視点では、初めてのデートに位置していたのか!?
 カルチャーショックを喰らって、暫し動きを止めた成歩堂は、辛うじて学生時代を思い出す。彼女の手を握るのすら胸が張り裂けそうだった頃が、確かに自分にもあったはずだ。『リュウちゃん』と呼ばれただけで、心が躍った。
 それは端から見ればこんなにも滑稽な事だったのか。…改めて考えると恥ずかしい。
 そうして、必死な様子の少年に成歩堂は感謝の気持ちを伝えるべきだと考えた。
無論、次ぎを見越しての話ではあったが、好意がなければ次ぎなど考えはしなかったはずだ。
 成歩堂は、歩道で初めてのデートの構想を語る少年の手を握ると建物の陰に連れ込んだ。人目を避けてから感謝代物を送ろうと思ったからだ。
 勿論、それは蘇った記憶と共にあの時に自分が一番意識していた行為。彼女の横顔を眺めつつ常に考えていた事だ。
「成歩…「黙って…」」
 相手を制し、成歩堂は間接ではないキスを響也に送った。
なんだろうと思う位に時間が過ぎてしまいます。
明日、実家に帰るべく仕事を残さないよう頑張ってますが、暑い。
ムシムシ暑いです。
なんでこんなに暑いんだろう…と思ったらエアコン消されてました!!!!まだ仕事してるんだってば!!!


更新も出来ていませんがいつもパチパチ拍手ありがとうござます。
ツマラナイものですが、少しばかりのっけておきますね。
本当はもっとキチンと更新したいと思っておりますが、本当にすみません。
素敵サイト様にリンクさせて頂きました。ペコリ。
あ、メールのお返事もしなければ…ううっ楽しみだっ!!!
(行けなくなったら泣くぞ



続きにレイア(恋話)です。
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